ワンピース第966話にて、初めてロジャーの剣技が分かりました。
その名も神避(かむさり)です。
そのまま読めば、神を避けるとなります。
しかし、単純にそのまま読み、ロジャーが神を避ける技だとは考えにくいです。
ワンピースでは、剣技の技はよく語呂合わせや何か意味を持たせているものが多いです。
同じ第966話で、おでんはおでん二刀流の銃・擬鬼(ガンモドキ)を放っています。
これはおでんの具のがんもどきから取っているでしょう。
このように、神避にも何か意味があることと思います。
そこから、何か推測できないか、考えてみたいと思います。
かむさりは何からきているか
普段使う言葉で、かむさりという言葉はほとんどないと思います。
というか、使ったことがありません。
ただ、パソコンでの変換には出てきました。
それは神去という言葉です。
この言葉の意味は、天皇など高貴の方が亡くなることだそうです。
そして、調べていくと、日本書紀のイザナミノミコトが亡くなることが述べられているところで、神去という言葉と神避という言葉が出てきました。
イザナミノミコトは日本神話の女神で、日本の国土や様々な神を生みました。
そして、火の神カグツチを産んだのちに亡くなります。
これらのことから様々なことが考えられるのではないかと推測されます。
1、神を倒すということ
ワンピースの中で、神というとエネルやガンフォールが思い浮かびますが、この人たちを倒すという意味ではないと思われます。
それは、神避を出したときはまだ空島にはいっておらず、おでんがロジャーの船に乗った後です。
なので、倒したのはロジャーではなく、もっと過去において、Dの一族の誰かが神を倒したということを暗示しているのではないでしょうか。
それも、女神を。
現在、天皇のような、高貴な存在で扱われているのは、イムです。
イムという名前から、仏なのではないかともいわれていますが、これが神、イザナギノミコトと置き換えると、イザナミノミコトはその奥さんと考えられます。
つまり、Dの一族がイムの奥さんを倒したのではないでしょうか。
それが空白の100年の中で起きた出来事の一つなのかもしれません。
2、エース・ルージュ
火の神と聞くと、真っ先にエースが思いつきます。
そして、エース、ロジャーときたらルージュも思い浮かびます。
そして、ルージュがイザナミノミコトと置き換えると、火の神(=エース)を産んで亡くなったということと一致します。
つまり、ロジャーはイザナギノミコトということとなります。
これらのことは偶然ではないと考えられます。
ロジャー一族は、イザナギ、イザナミ、そしてカグツチの話と何か関係してくると思われます。
3、ワノ国の話が、日本書紀を題材にしているということ
イザナギ・イザナミ関連の話には、ワノ国に関することが数多く出てきます。
例えば、”桃”の実が出てきたりするのです。
そして、黄泉の国も。
つまり、ワノ国にて、黄泉の国の話が出てくるのではないでしょうか。
ブルックは黄泉の力を使います。
そして、黄泉の国からエースを引っ張りだし、エースが復活するといううわさもあります。
しかし、日本書紀通りだとすると、イザナミが生き返らなかったように、エースは生き返らないと思いますが。
なんにせよ、ワノ国編の最中か、その後に、黄泉の国が出てくる可能性は非常に高いのではないでしょうか。
まとめ
ロジャーが使った神避。
このワードから、日本書紀を連想し、今後のことを予想するのは少し強引かもしれません。
しかし、いろいろなことが関係してきそうなことを見ると、遠からずといったところでしょうか。
ワノ国は日本をかなり意識しています。
人物も日本名ですし。
なので、日本書紀を連想している可能性も高くなります。
少なくとも黄泉の国は行くでしょう。
ワノ国編の後半戦もとても楽しみです。